有機野菜「大地宅配」の放射能検査の基準と3つの取り組み

有機野菜を検討されている方の理由に、放射性物質が心配だからという方は多いのではないのでしょうか？

一般のスーパーは確かに安いのですが、果たして放射性物質はどうなのかというと、全くわからないというのが答えです。そうなると何が安心で、何が安全な食べ物なのかがわかりません。

でも、有機野菜の宅配は放射性物質についてチェックし、問題の無い食材だけが宅配されているのです。

オーガニック（有機）だから価格が高いというのもありますが、放射性物質の管理も徹底しているので、価格が高くなっています。

放射能検査測定や基準を設けている有機野菜「大地宅配」について管理体制についてまとめてみました。

 

大地宅配の放射能測定検査、3つの特徴

大地を守る会の通販会社が「大地宅配」です。放射能測定検査を独自で行っています。

3種類の方法を使って放射能測定をしています。１～２は子供が食べるものが中心となっていますが、その他は外部機関に依頼しているので、安心感がありますね。

参考：大地を守る会の放射能測定について

１．超高精度検査機器「ゲルマニウム半導体検出器」を使用

子供が食べる頻度が高いと想定される商品を重点に検査を実施しています。

• 検出限界値：放射性ヨウ素131、放射性セシウム134、137が概ね3ベクレル/kg
• 検査対象：米、ベビーフード、卵、牛乳、乳製品、パン、ミネラルウォーター、ジュース他飲料、豚肉（仙台黒豚会）、鶏肉

 

２．高精度検査機器「NaI（Tl）ガンマ線スペクトロメータ」を使用

「子どもたちへの安心野菜セット」を中心に、「NaI（Tl）ガンマ線スペクトロメータ」4台で検査をしています。外部機関「放射能汚染食品測定室」と同程度の機器です。

「子どもたちへの安心野菜セット」は全品目検査しています。

写真ではトウモロコシや肉を例に検査方法を紹介しています。野菜は細かく刻み、肉は前頭検査を行っています。

• 検出限界値、10ベクレル/kg以下
• 「子どもたちへの安心野菜セット」を中心に検査

３．外部機関へ依頼

外部機関「放射能汚染食品測定室」へ依頼、サンプリング測定の数値検査結果を「放射能測定の情報公開」で発表します。

 

東京電力福島第1原子力発電所事故以後の「大地を守る会」の基準値見直しや取り組みについて

東京電力福島第1原子力発電所事故以後、これまでの基準値を見直し、その他食品、海藻類、きのこ類を改定しています。

参考：大地を守る会の放射能対策の経過とこれから

大地を守る会の食品中の放射性物質に対する流通基準値（2013年7月改定）

	大地を守る会基準値（2013年7月1日～）	政府基準値（2012年4月1日～）
飲料水	6	飲料水	10
飲料	10
牛乳、乳製品	10	牛乳	50
乳幼児食品	6	乳幼児食品	50
卵	6	一般食品	100
米、パン	10
青果、穀類、肉類	20
魚介類	50
その他食品	50→20 （改定後）
海藻類	100→20  （改定後）
きのこ類	100→50  （改定後）

政府の基準値と大地を守る会の流通基準値を比較できる表になります。

東京電力福島第1原子力発電所事故以後、放射性物質の環境や食品汚染、健康への影響に対する不安が増大しています。

その為、「大地を守る会」は測定結果の情報開示、食品流通基準値の検討と設定に取り組んでいます。

これを見ると政府はほとんどを一般食品を一つにまとめて基準値を設けていますが、「大地を守る会」はさらに細かく卵、米・パン、青果・穀類・肉類、魚介類、その他食品、海藻類、きのこ類と分けて、それぞれに基準値を設けて、厳しく検査を実施し、情報を公開しているのがわかります。

 

まとめ

「大地を守る会」の放射性測定が、政府と比較すると徹底しているなと感じます。こういうのを見ると、一般のスーパーで購入している野菜や食品は、本当に大丈夫なのかという不安がでてきますね。

基準をクリアしているから大丈夫というよりは、基準自体が甘いのではないのかという疑問になっています。やはり安全への取り組みがより徹底している有機野菜の宅配は辞めたくないなと感じました。

これを初めて読まれて方は、政府の基準に対し安心できないなと感じられた方も多いと思います。そういう方は考え方を変える良い機会かもしれません。

どうしたら良いのかわからないという方は、まずは「大地宅配のお試し」でを取り寄せて、同封された資料を読んでから考えてみて下さい。

加入してどれを注文しようか迷われている方、大地宅配の有機野菜で絶対に安全なものを食べたいという方には、「子どもたいへの安心野菜セット」か「ベジタ」を注文するのがオススメです。