以前、「ビオマルシェ」のフルーティセットに入っているバナナは残留農薬や燻蒸(防カビ、殺菌、害虫駆除の目的で薬剤を使用)の心配が無い有機バナナであるという記事を書きました。
では、一般に売られているバナナはなぜ防カビ剤などを使っているのでしょうか?
バナナやかんきつ類を燻蒸する理由やなぜ防カビ剤を使用されるようになったのかについてご紹介します。
バナナやレモン、オレンジなどの輸入品は燻蒸されている
燻蒸という言葉はあまり使わないので、もう一度おさらいをしておきます。
燻蒸とは?
バナナやかんきつ類は船便で輸送されます。時間がかかって輸送されてくるために、品質を保持する為に、防カビ剤などの燻蒸がされてています。
もし使用した場合は、ラベルに「防カビ剤(OPP)」と表記する必要があるので、バナナやオレンジ、グレープフルーツなどを確認してみてください。
また、バナナは輸入直後に、果実成熟用のエチレンガスを噴射ことも多いです。このエチレンガスを使用する目的は、熟していない緑色のバナナを黄色い甘みのあるバナナにすることができるのです。
▲ビオマルシェで購入しているサンタマルタ有機バナナ
サンタマルタ有機バナナのラベル。有機JAS認定マーク付き。コロンビア産。
もし、エチレンガスを使用した場合は、例えオーガニックであっても「有機JAS認定マーク」を付けることができません。
そういう意味では、ビオマルシェのフルーティセットに入っている有機バナナは本当にスゴイですね。もしかしたら空輸で輸入しているのかもしれません。
その他、ビオマルシェには「毎週お届け登録サービス」に予約登録しても有機バナナを毎週届けてくれます。
500g前後1パックと2パックがありました。「毎週お届け登録サービス」は通常よりも割引で購入できるのでお得です。
国産農産物には禁止されている「ポストハーベスト農薬」について
収穫後に農薬を使用することを「ポストハーベスト農薬」と言います。
国産農産物には収穫後に農薬の使用を禁止しています。輸出国も自国では禁止しているのに、日本に輸出するバナナやかんきつ類にはなぜ使われるのでしょうか。
- OPP(オルトフェニルフェオール)
- TBZ(チアベンダゾール)
- IMZ(イマザリル)
以上が発がん性が疑われているにも関わらず、ポストハーベスト農薬されています。
理由は日本では食品添加物として認可されているからです。これには衝撃的でした。農産物の自由化問題で、アメリカの圧力に屈してしまったのです。国民の健康より国益を優先した結果です。
その他、同様に認可されているもので、アセスルファームKやチーズの防カビ剤ナタマイシンなどもあります。
参考:「安心な食品の見分け方」
最後に
バナナやかんきつ類が防カビ剤などを使用されている理由、そしてポストハーベスト農薬についてご紹介しました。
以前「食品添加物の危険性について。不安とされている合成添加物」という記事でも発がん性が疑われている食品添加物について書きました。それらが認可されているのは、貿易問題にならないように国益を優先した結果だということがわかりました。
これらはあまり知られていません。発がん性の疑いがあるというグレイゾーンだからです。グレイなものはあまり大きく取り上げられません。
気になる方はそれらの食品を選ばずに、自ら安全で安心な食品を選んで行く必要があります。私もその理由を知り有機野菜「オーガニックベジタ」をスタートしました。
ビオマルシェ
100%オーガニック宣言している西日本の有機野菜宅配会社「ビオ・マルシェ」。
本社は大阪。その為、西日本の野菜が多いのが特徴です。もちろん放射能検査も徹底。加工品に置いては国内最高レベル60%以上が有機JAS認証の商品を取り扱っています。
お試しセットは有機JAS「季節の旬の野菜」8~9品目、送料無料で1,500円(税込)。