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冬至にゆず湯に入りかぼちゃを食べる由来とその栄養成分について

柚子とかぼちゃ

日本には冬至にゆず湯に入り、カボチャを食べる習慣があります。

いったいどうよう所から来ているのでしょうか?冬至とかぼちゃ、柚子湯の関係をご紹介します。

参考:「からだにおいしい野菜の便利帳」

冬至とかぼちゃの関係

かぼちゃ

冬至とは、北半球で太陽の高さが最も低くなるので、昼が一番短く、夜が一番長くなる日のことを言います。

日本では「冬至にかぼちゃを食べると、風邪をひかない」という言い伝えがありました。

その理由は、カボチャは夏に収穫される野菜ですが、切らずにそのまま置いておくと、長期間保存することができます。

かぼちゃの栄養成分

  • カロチン
  • カリウム
  • ビタミンC
  • ビタミンB1
  • ビタミンB2
  • ビタミンE
  • カルシウム

栄養価の高さは野菜の中でもトップクラスです。中でもカロチンが豊富。肌や粘膜、目を丈夫にし、免疫力を高めます。

特にかぼちゃはβカロチンなどの栄養素をたくさん含む緑黄色野菜なので、冬至などの一番寒い時期にかぼちゃを食べて、不足しているビタミンAやカロチンなどの栄養素を補い、風邪を予防しようと昔の人の知恵だったのです。

もちろん、昔の人は「ビタミン」のことなど知らずに、経験から学び、言い伝えとして残って行きました。

かぼちゃはスープやサラダ、煮つけなど、色々な料理に使えるので使いやすい野菜と言えますね。

 

冬至と柚子の関係

柚子

冬至に「柚子湯に入ると風邪を引かないと」言われています。この習慣は江戸時代より始まりました。

一説には「湯治」と「冬至」のごろ合わせで、身体息災であれば融通(ゆうずう→ゆず)が利くというこじつけであるそうです。

確かに語呂合わせは、日本の伝統行事にはよく使われています。お正月のおせち料理などもその例です。

柚子の栄養成分

  • カリウム
  • ビタミンC

柚子の美味しい時期は、青柚子が8~9月で、黄柚子は11月から冬にかけてとなっています。

果肉に比べ、果皮にはより多くの抗酸化作用(活性酸素を抑える力)があるので、調理方法を工夫して摂って行きたい果物です。

そういう理由もあってか果皮をまるごとお風呂に入れる柚子湯は効果的と言えますね。

 

最後に

冬至に柚子湯に入り、かぼちゃを食べる習慣になった理由とその成分をご紹介しました。

当時は太陽の日照時間が一番短いので、一番弱った日とされていました。当時は1年の始まりとしていた時代もあるぐらい、そこから回復し良い方向に向かうという意味があります。

かぼちゃと柚子、どちらも栄養価が高いので、冬至以外でも日常から積極的に摂っていきたいところです。

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